Contents:調 査

TOKYO FM「音」プロジェクト


放送局

エフエム東京
協力:博報堂
監修:仲真紀子(千葉大学教育学部助教授)
    福田 充(東京大学社会情報研究所)

実施期間

平成10年度(発表会:平成11年1月26日)

調査目的

 「ラジオは想像力のメディアだ」「ラジオは視覚情報を持たない分、さまざまなイメージをふくらませることができる」「ラジオはディープなコミュニケーションを生む」・・・ラジオというメディアの特性はさまざまに語られるが、それを客観的なデータをもって明らかにし、広告媒体としての価値をあらためてPRすることを目的に、プロジェクトがスタートした。

調査概要

<音声媒体と他の媒体(主に映像媒体=テレビ)との比較>
 「音声のみ」の情報は、色・香り・シーンなど聴覚以外の感覚に関連する言葉を連想させ、さまざまな記憶を呼び覚ますこと、情報の受け手をリラックスさせ「気分が落ち着く」「親しみが持てる」などの反応を引き起こすことが明らかになった。イメージや情動の喚起、印象や記憶といった面では「音声のみ」情報の方が「音声プラス映像」情報よりも、むしろ優位であることがわかった。(実験対象:20〜30代男女200名)

<サウンドロゴと、シズル感を生かした演出の効果測定>
サウンドロゴが記憶に有効であること、シズル感を用いた演出がCMの好感度や商品に対する購買意欲を向上させることが、あらためて認識された。(実験対象:18〜29才男女120名)

成果・評価

 数多くの企業が、ブランドイメージの構築を重要課題に掲げるなか、音のもたらす効果が有効な働きを示すことを示唆した今回の実験結果は、興味深いものであったと認識している。今後は、現実の広告活動の場で具体的な成果を挙げられるようPRを続けていく。TFMでは、CM制作スタッフによる「音工房」チームを組織しており、サウンドロゴの制作等を通じて、企業のブランドイメージ構築のお手伝いをさせていただいている。