一般社団法人 日本民間放送連盟

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民放連の環境行動目標を更新しました

一般社団法人日本民間放送連盟 環境行動目標

 

2020年1月

 

 地球温暖化をはじめとする環境問題への取り組みが、世界中で進められており、持続可能な社会への転換が喫緊の課題となっている。日本民間放送連盟(民放連)は新たな環境行動目標を制定し、2020年以降もより積極的に取り組みを推進する。

 

 

基本理念 

 民放連は、地球環境問題への取り組みの重要性を強く認識し、地球温暖化対策や自然環境の保全、循環型社会の構築、SDGsの推進などについて、我々メディアの持つ情報発信力を最大限に活用した視聴者への普及、啓発活動を行う。地球環境の保全に向けて努力することは、企業の責任であり、民放連加盟各社は環境に配慮し、地域から地球にいたる環境保全に貢献することを目標とする。

 

 

基本方針

1.環境保全に関する法令や自主的に定めた環境行動目標の達成に向けて、国際的視野に立った責任を遂行する。

2.環境に配慮したコンテンツ制作や事業運営を推進する。

3.放送が社会にもたらす影響の大きさを十分に認識し、視聴者・聴取者に正確、的確な情報を伝え、環境問題に対する意識の普及・啓発に努める。

 

 

環境問題の現状

 1997年の京都議定書に続き、2016年にはパリ協定が発効し、先進国だけでなく、途上国を含むすべての参加国に、温室効果ガスの排出削減の努力が求められるなど、地球温暖化対策は世界各国共通の緊急課題となっている。民放連はこれまでに、環境自主行動計画や、環境行動目標を制定し、環境保全に努めてきた。2020年以降も、サステナブルな地球環境の実現のために、引き続きエネルギー消費抑制策の強化、促進や、持続可能な再生エネルギーの活用、普及に向けて努力することが求められている。また近年、プラスチックゴミ問題が深刻化するなど、ゴミ問題への対応は重要な課題となっており、リデュース、リユース、リサイクルを一層促進し、循環型社会を実現させることが焦眉の問題となっている。

 

 

具体的取り組み

(1) 放送およびコンテンツ制作に関する省資源、省エネ等の促進

・スタジオ設備(番組セット等を含む)や放送機器において更なる省資源、省エネを促進する。

・新技術を活用して、省資源、省エネを図るとともに、業務を効率化し、労働環境の改善を図る。

・ゴミ発生量を削減するとともに、ゴミ分別回収の徹底や紙使用量の削減などの取り組みを強化する。

 

(2) 放送等を通じた普及・啓発活動の推進

 環境行動目標に基づいたキャンペーンを実施するなど、会員各社はクリエイティビティを発揮し、放送やイベントを通じて普及・啓発活動を推進する。

 

(3) 民放連統一スポットCMの制作

 視聴者・聴取者が積極的に地球環境問題について考え、行動することを普及・啓発する『スポットCM』を民放連が制作し、会員各社で放送する。

 

(4) 地域社会との連携の強化

 地域社会が推進する環境保全活動などに積極的に参加し、地域との連携を強化する。

 

(5) 検証と改善

 会員各社は、具体的な取り組みについて進捗状況を検証し、見直すべき箇所は改善するなど、持続可能な社会の実現に向けて成果を挙げるべく努力する。

 

数値目標 

 別紙のとおり民放連「環境行動目標」温室効果ガス削減数値目標を設定し、必要な措置を講じる。