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2024年度民放中間決算の概要
民放連はこのほど、会員社(地上波194社、衛星系10社(未回答社除く)、計204社)の2024年度中間決算の概況をまとめた。
地上民放194社の売上高は1兆461億円で前年同期比1.9%増、経常利益は504億円で62.5%増の増収増益であった。
衛星系は売上高が941億円で同0.5%増、経常利益が105億円で同12.5%増の増収増益となった。
地上波の売上高の内訳をみると、ラジオ放送事業収入が490億円で同0.4%減、テレビ放送事業収入は8,399億円で同2.7%増、その他事業収入は1.2%減であった。
【2024年度地上波中間決算状況】
科 目 業 態 |
売上高 |
経常利益 |
|||
金額(億円) |
増減率(%) |
金額(億円) |
増減率(%) |
||
ラ・テ兼営 |
892 |
1.0 |
7 |
(-7) |
|
中・短波単営 |
247 |
3.4 |
2 |
59.2 |
|
F M |
255 |
-0.6 |
3 |
-46.3 |
|
テレビ単営 |
9,066 |
2.0 |
491 |
58.3 |
|
地上波計 |
10,461 |
1.9 |
504 |
62.5 |
|
内訳 テレビ社 |
(東名阪テレビ) |
7,089 |
2.2 |
401 |
48.2 |
(系列ローカルテレビ) |
2,627 |
1.4 |
91 |
256.7 |
|
(独立局) |
242 |
1.2 |
5 |
-10.8 |
※ 経常利益については、黒字転換、損失計上の場合は前年度の金額を( )内に億円で表示。
地上波の業態別では、ラ・テ兼営社が売上高1.0%増、経常利益7億円(前年△7億円)、中・短波単営社が売上高3.4%増、経常利益59.2%増、FM社が売上高0.6%減、経常利益46.3%減、テレビ単営社が売上高2.0%増、経常利益58.3%増であった。テレビ社(ラ・テ兼営社とテレビ単営社の合計)は、東名阪テレビ社が売上高2.2%増で、経常利益48.2%増。系列ローカルテレビ社は売上高が1.4%増、経常利益256.7%増、独立局は売上高1.2%増、経常利益10.8%減であった。
地上波の各社別の損益状況をみると、経常利益は増益86社(前年40社)、減益28社(同59社)、損失計上80社(同95社)であった。