TOKYO DRAMA AWARD
2009
東京ドラマアウォード 2009

連続ドラマ部門

グランプリ

「アイシテル~海容~」

少年が少年の命を殺めてしまう、そんな悲しい事件が起こるところから物語は始まります。しかしこのドラマは感情を煽るだけのサスペンスドラマでも、事件真相を解き明かす推理ドラマでもありません。目指しているのは究極のホームドラマです。ドラマは子供と向き合う家族、特に母親の目線に立ち、被害者家族と加害者家族のそれぞれに起こる様々な出来事、その苦しみと葛藤を真っ向から丁寧に描いていきます。登場する二つの家族は、どこにでもあるごくごく普通の家族です。そしてその母親たちも、自信はなくとも、それなりに一生懸命子育てに励んでいた普通の親たちです。ある日突然起こった事件。他人の命を奪ってしまった我が子…、一方突如としてその命を消されてしまった我が子…、苦しみぬいた母親たちの想いは、やがて相手の母親の心境を思い遣る気持ちへと発展していきます。二人は手紙のやりとりを通して心を通わせ始めます。そして慙愧の念とともに家族の在り方を探り始めます。主演は稲森いずみ。我が子の罪を嘆き、一度は生きる希望さえなくしながらも、もう一度再生を目指し前向きに生きていこうとする…。そんな姿を真摯に、そして体当たりで演じています。子供を持つ全ての親たちへ、またこれから家族を作る若者達へ向け、家族のあり方や我が子との向き合い方を問いかける、そんな作品です。

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製作著作
日本テレビ
制作協力
ケイファクトリー
放送
2009年4月15日(水)~6月17日(水)
(全10話)
プロデューサー
次屋尚
千葉行利
演出
吉野洋
久保田充
国本雅広
脚本
髙橋麻紀
吉本昌弘
原作
伊藤実「アイシテル~海容~」講談社刊
キャスト
稲森いずみ
板谷由夏
山本太郎
川島海荷
嘉数一星(子役)
佐藤詩音(子役)
藤田弓子
田畑智子
佐野史郎
田中美佐子

優秀賞

ROOKIES

教育に熱い志を持つ教師・川藤が、ある高校に赴任して来るところから物語りは始まる。その学校の野球部は実質的に活動をしておらず、学内でも問題児の集まりであった。部員たちは授業にも出ず、野球への情熱は消え、ただ毎日をだらだらと遊んでくらしていた。川藤はそんな野球部を建て直し、生徒たちに夢を与えようと動き始める。反発する生徒たち、諦めない教師、果てしない戦いは始まる。
 はじめは暑苦しい教師を相手にしていなかった生徒たちだが、川藤の自分たちを立ち直らせようとする熱意と、「夢にきらめけ、明日にときめけ」という言葉に徐々に心を開き始め、大きな夢に向かって歩き始める。

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制作
TBSテレビ
放送
2008年4月19日~2008年7月26日
(全11回(初回と最終回は2時間))
プロデューサー
石丸彰彦
津留正明
演出
平川雄一郎
武藤淳
山本剛義
中前勇児
脚本
いずみ吉紘
キャスト
佐藤 隆太
市原 隼人
小出 恵介
城田 優
中尾 明慶
高岡 蒼甫
桐谷 健太
佐藤 健
五十嵐 隼士
川村 陽介
風のガーデン

 「風のガーデン」は、脚本家・倉本聰が3年ぶりに書き下ろした、「北の国から」(~'02)、「優しい時間」('05)に続く富良野シリーズの集大成となる作品である。死を目前にしたひとりの医師が、絶縁していた家族のもとへ戻っていく物語を通して"生きること・死ぬこと"を描いていく人間ドラマだ。
 東京の有名医大病院の麻酔科准教授・白鳥貞美(中井貴一)。死期の迫った患者を楽にする緩和医療のエキスパートでもある貞美は、麻酔学界の権威である。しかしその陰で、貞美自身が末期癌に冒されている事を知る者はいなかった。己の死を意識するにつけ、貞美の心に故郷・富良野に帰るという選択肢が浮かぶ。そこには父・貞三(緒形拳)と二人の子供・ルイ(黒木メイサ)、岳(神木隆之介)が暮らしているが、7年前から音信が途絶えている。貞美は、女性関係のもつれから妻・冴子を自殺に追いやった過去があり、そのことから父に勘当され、子供たちに会うことも許されていなかった。年老いた父は孫たちとともに、妻が残したブリティシュガーデンを育てている。季節ごとに咲くさまざまな花たちを風が撫でていくその美しいガーデンに、貞美が迎え入れられる日は来るのだろうか…?
 倉本作品ならではの骨太な脚本を、実力派俳優をキャスティングし、1年かけて撮影する富良野の美しい大自然の映像とともに作り上げる人間ドラマ。演出は「優しい時間」、「拝啓、父上様」など情感あふれる演出で定評のある宮本理江子が全話を受け持つ。

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制作
株式会社 フジテレビジョン
放送期間
2008年10月9日~12月18日
(全11話)
統括プロデュース
中村敏夫
プロデュース
若松央樹
浅野澄美
演出
宮本理江子
脚本
倉本 聰
キャスト
中井貴一
黒木メイサ
神木隆之介
伊藤 蘭
奥田瑛二
緒形 拳
ありふれた奇跡

脚本家の山田太一が、「ふぞろいの林檎たちIV」以来、およそ12年間という長い時を経て、再び連続ドラマを手がけることになった作品が、この「ありふれた奇跡」。自分たちが普段生活しているなかには、実は気づいていないだけで、小さな奇跡があふれている。その奇跡に気づくことで希望が見出せるはず・・・という山田太一の思いがこのドラマのタイトルには込められている。この作品はある男女とその家族を中心に描かれる。
 とある日の夕方、駅のホームに立っている中年男(陣内孝則)。たまたまその場に居合わせた女(仲間由紀恵)と男(加瀬亮)は、その中年男が列車に飛び込もうとしていると感じ、とっさに突き飛ばす。しかし、中年男は死ぬつもりなどまったくなかったと言い、二人を強く非難する。ここからドラマはスタートする。二人が、中年男が死のうとしていると感じたのには訳があった。男と女には互いに人には言えない心の傷がある。それでも二人の距離は少しずつ近づいていく・・・。そして、それぞれの家族。女はその両親と祖母の4人家族。男の方は父と祖父の男三人所帯。どちらも一見普通で、それほどの苦労も抱えていないように穏やかに見える。しかし、それぞれの登場人物には心の傷があり、家族にも言えない秘密がある。現代社会に生きる孤独な人間が不器用に交流し、心を開いていくことによって希望を見出していく姿を、仲間由紀恵と加瀬亮が演じる加奈や翔太、そして二人の家族を通して浮き彫りにする。

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制作
株式会社フジテレビジョン
放送
2009年1月8日~3月19日(全11話)
統括プロデュース
中村敏夫
プロデューサー
長部聡介
樋口 徹
演出
田島大輔
谷村政樹
脚本
山田太一
キャスト
仲間由紀恵
加瀬 亮
風間杜夫
戸田恵子
松重 豊

陣内孝則

井川比佐志
岸部一徳
八千草 薫
空飛ぶタイヤ

大企業によるリコール隠し。現代社会においては、誰もが遭遇する可能性のある身近な現代社会の“闇”である。今作の舞台は自動車会社に設定されているが、リコール隠しや虚偽報告、不具合の隠蔽などは全ての巨大組織に共通して起こり得る問題である。映像化に当たっては、何故、不正は起きるのか?コンプライアンスという言葉が声高に叫ばれて久しいにも関わらず、同じような事件を、何故、企業は冒してしまうのか?そして、家に帰れば優しい家庭人であるはずの人間が企業内では犯罪に手を染めてしまうのは何故なのか?そういった企業や社会の矛盾点を浮き彫りにするべく本作を制作した。
 原作は「果つる底なき」で江戸川乱歩賞を受賞するなど、数々の話題作で知られる池井戸潤。銀行出身の知識を生かした経済小説や、徹底した取材によるリアリティで幅広いジャンルを手掛ける実力派の作家であり、本作は第136回直木賞の候補にもなった話題作である。
 主人公の運送会社社長・赤松にはドラマや映画で目覚しい活躍を続ける仲村トオル。赤松と対峙する自動車会社の課長・沢田に田辺誠一。その他、萩原聖人、水野美紀、國村隼などの実力派が終結。真相は隠され、大企業の圧力に屈しそうになりながらも自分の信念に基づいて戦うことを選択した主人公と、登場人物それぞれの立場における責任と正義を丁寧に描写した。

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製作著作
WOWOW
制作協力
東阪企画
放送
2009年3月29日~4月26日(全5話)
プロデューサー
青木 泰憲
土橋 覚
監督
麻生 学
鈴木 浩介
脚本
前川 洋一
キャスト
仲村トオル
田辺誠一
萩原聖人
水野美紀
遠藤憲一
戸田菜穂
大杉漣
國村隼

単発ドラマ部門

グランプリ

お買い物

福島で暮らすおじいさん(久米明)と、おばあさん(渡辺美佐子)の元に1通のダイレクトメールが届く。東京で開かれる高級スチールカメラの見本市を知らせるものだ。カメラが趣味だった若かりし頃を思い出したおじいさんは、一念発起して、20年ぶりに東京へ行こうと言い始める。猛反対だったおばあさんも、おじいさんの強引さに負けて、一緒に上京することに。孫(市川実日子)をも巻き込んだ珍道中で、2人のこれまでの人生が浮き彫りになっていく。そして老夫婦は20年前の東京のある光景を思い出す。

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制作
NHK
放送
2009年2月14日(土)
午後9:00~10:13 単発73分
制作統括
遠藤理史
演出
中島由貴
前田司郎
音楽
BANANA
キャスト
久米 明
渡辺美佐子
市川実日子
山口美也子
山中聡
志賀廣太郎 ほか

優秀賞

刑事一代~平塚八兵衛の昭和事件史

「刑事一代」は平塚八兵衛(ひらつか はちべえ)という昭和の時代を生きた稀代の刑事人生を描いた物語である。
 物語の主人公・平塚八兵衛が最も活躍したのは「吉展ちゃん事件」。社会現象ともなった戦後最大の誘拐事件で八兵衛は上層部が捜査打ち切りを決定する中、上司の命令に背いてまで取調べを続け、期日ギリギリで犯人を自白に追い込んだ。何気ない犯人の一言から矛盾点を見出し、そこから犯人を畳み込む展開はまさに現在の刑事ドラマの原点になったとも言える。戦後の暗澹たる時代から立ち直って豊かになった日本。その歩みとともに、時代を象徴する事件に敢然と立ち向かっていった平塚八兵衛。この作品は変わり続ける時代に生きながらも、変わることのない一人の刑事の生きざまを描いた人間ドキュメントであると同時に、戦後事件史の裏面でもある。

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制作
テレビ朝日
放送
2009年6月20日(土)21日(日)
(2夜連続)
プロデューサー
五十嵐文郎
藤本一彦
中山秀一
大野秀樹
監督
石橋 冠
脚本
長坂秀佳
吉本昌弘
キャスト
渡辺謙
高橋克実
小泉孝太郎
相武紗季
木村多江
萩原聖人
余貴美子
大杉漣
原田美枝子
柴田恭兵

ローカル・ドラマ賞

お米のなみだ

今や農政から見離されようとしている中山間地のコメ作り。しかし、ある夏、日本中が東北地方の田んぼに熱いまなざしを送る事態が発生した…。
 東京の商社に就職して5年の月村みのり。5月のある日、秋の凶作を予測した上司から東北の中山間地の青田買いを命じられる。アメリカから、記録的猛暑の極秘予報がもたらされたためだ。夏の朝に気温が35度を超えると、稲が穂を出さず実らなくなるため、彼らは米価の記録的上昇を期待した。
 誰よりも早く買い占めようと宮城に降り立ったみのり達。しかし、農家のリーダー・矢萩豊蔵が立ちはだかる。高値を提示しても、自分たちは地域のためにコメを作っていると拒否。やがて、みのりの知られざる過去が…。

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制作
NHK仙台放送局
放送日
東北地方/2008年9月19日(全1話)
全国放送/2008年10月19日(全1話)
制作統括
田波宏視
プロデューサー
矢吹寿秀
演出
高木秀也
脚本
阿部美佳
キャスト
奥田恵梨華
内野 謙太
中村 有志
阿藤  快
西川 浩幸
夏  映子
ブレイズ・プラント
宮城県大崎市鳴子温泉の皆さん
黒部  進
桃山おにぎり店

北海道を舞台とした全10話の連続ミニドラマ「桃山おにぎり店」の総集編。札幌でおにぎり店を営む家族のひと夏の物語。
跡継ぎを期待されている長男哲也の夢はミュージシャン、店を継ぐ気はまったくない。しかし、TVの生中継で思わず継ぐと言ってしまった事で物語は動き出す…。
 妹の家出、配達先での淡い恋、音楽プロデューサーからの誘い、今は亡き祖父のおにぎり哲学、母の病…。日本人のソウルフードとも言える「おにぎり」をモチーフに「夢」と「家族」の間で揺れる主人公の思いと成長を、北海道・札幌の美しい夏の風景とともに描いた作品。

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制作
札幌テレビ放送 株式会社
放送
平成20年12月30日(火)
(平成20年10月6日~17日で、ローカル情報番組「どさんこワイドの中で放送された全10話をまとめた総集編)
プロデューサー
津嶋 徳一
演出
鴨田 豊
脚本
島崎 友樹
キャスト
岩田 雄二
梶沼 萌花
及川 茂子
永利 靖
五十嵐 和子
畠山 直隆
渡辺 香奈子
小野 優
山野 久治
宮崎 慎平

個人賞

  • 主演男優賞
    中井貴一
    風のガーデン
  • 主演女優賞
    天海祐希
    BOSS
  • 助演男優賞
    遠藤憲一
    「霧の火」ほか
  • 助演女優賞
    戸田恵梨香
    「流星の絆」 ほか
  • 新人賞
    溝端淳平
  • 新人賞
    川島海荷
  • 脚本賞
    倉本 聰
    風のガーデン
  • プロデュース賞
    次屋 尚
    アイシテル~海容~
  • 演出賞
    宮本理江子
    風のガーデン
  • 特別賞
    故・緒形拳
  • 特別賞
    「黒部の太陽」美術チーム
  • 特別賞
    「長時間ドラマ(新春ワイド時代劇)」 編成制作スタッフ
    テレビ東京

海外ドラマ特別賞

中国作品「マーウェンの戦争」(原題:馬文的戦争)

離婚してしまった元夫婦、マーウェンとヤンシン。2人の間には10歳の息子もいる。ケンカした勢いで離婚した2人だが、お金という現実問題に直面し、離婚した後も同居している。マーウェンは色々な女性とデートを繰り返すが、ひそかにヤンシンと復縁したいと願っていた。一方、元妻のヤンシンは、同僚のリーイーと再婚しようとする。だがリーイーも2人と同様バツイチで、前妻との離婚で家も財産も失ったところだった。やがてヤンシンとリーイーは結婚するが、リーイーも転がり込んで奇妙な4人の同居生活が始まる。
 主役のマーウェンは庶民を演じたらNo.1の実力派俳優、リン・ヨンジエン。元妻のヤンシン役は、舞台、ドラマ、映画と幅広く活躍する中国きっての名コメディエンヌ、ソン・ダンダンが演じている。上海テレビ祭マグノリア賞ではテレビシリーズ部門最優秀女優賞を受賞した。またヤンシンの再婚相手、リーイーは「五星大飯店~Five Star Hotel~」など数多くのドラマで幅広い役柄を演じているリー・チョンシャオ。
 ドラマの原作は作家イエ・チャオイエンの同名小説である。原作はリストラされた工員の物語だったが、脚本家のチェン・トンが都会のサラリーマン家庭の物語へと脚色した。 “減らず口”のマーウェンとヤンシンの絶妙な掛け合い、テンポのある台詞まわしが小気味いい。離婚というテーマを扱いつつも暗くなりすぎず、時にユーモラスに、時にはシリアスに、家庭、結婚、幸せをテーマに、中年世代の揺れる心を描き出している。

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初放送
2009年1月1日
放送局
北京テレビ衛星チャンネル
上海東方衛視チャンネル
制作会社
深圳深広伝媒有限公司
プロデューサー
チャン・フーユン、シュイ・ベンベン、ドン・ジュン
監督
ユィ・チュン
脚本
チェン・トン
キャスト
リン・ヨンジエン(マーウェン)
ソン・ダンダン(ヤンシン)
リー・チョンシャオ(リーイー)
シア・リーシン(リーシン)
ジョウ・ドンチー(スンロン)
インド作品「Balika Vadhu ~小さな花嫁」(原題:Balika Vadhu-Kacchi Umar Ke Pakke Rishte)

インド北西部、砂漠の広がるラージャスターン州。ここでは子ども同士の結婚という慣習がいまだに残っていた。農村で両親の愛情に恵まれて育ったアーナンディーの友人たちも、この慣習に従って嫁いでいった。そしてアーナンディーも、わずか8歳という年齢で同い年のジャグディーシュに嫁ぐことになる。両親は喜ぶが、楽しかった実家から離されてしまったアーナンディーは、慣れない婚家で次第に疎外感を募らせる。陽気な彼女の顔からは笑みが消え、両親のもとに帰りたいという思いを日々膨らませていた彼女は、ある日、供えもののお金を拝借して、一人で実家に向かう。
 法律で禁止されているにもかかわらず、現在でも一部の地域に慣習として残っている子ども同士の結婚。このセンシティブなテーマを連続ドラマとして表現し、放送当初から国内で大きな反響を呼んだ本作は、2008年のインド・テレビジョン・アカデミー(ITA)賞で主要10部門を独占した。古い因習と現代的な考えを対立させ、人々に“人権”や“女性の権利”、そして社会の変革について考えさせるきっかけにもなった。精神的にも肉体的にも未熟なまま結婚し、やがて新しい家族の一員として、また幼い夫の友人、恋人、妻として成長を遂げていくアーナンディーをアヴィカー・ゴールが好演。しきたりを重んじ、孫嫁を厳しくしつける義祖母役にはベテラン女優のスレーカー・シークリーが扮し、ITAとテリーで見事“悪役女優賞”を受賞した。

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初放送
2008年7月21日
放送局
Colors TV(Viacom18)
制作会社
スフィア・オリジンズ
プロデューサー
サンジョイ・ワドワ
&コマル・サンジョイ・W
監督
シッダールタ・セン・グプタ
&プラディープ・ヤーダウ
脚本
プールネンドゥ・シェーカル
ラージェシュ・ドゥベ
&ガジュラー・コータリー
キャスト
アヴィカー・ゴール(アーナンディー)
アヴィナーシュ・ムケルジー(ジャグディーシュ)
スミター・バンサル(スミトラー)
スレーカー・シークリー(マーサー)
受賞歴
第8回インド・テレビジョン・アカデミー賞(2008年)最優秀連続ドラマ/監督(ドラマ)/主演女優(ドラマ)ほか 計10 部門受賞
第8回インド・テリー賞(2008年) 最優秀子役女優 ほか 計5 部門受賞
韓国作品「ベートーベン・ウィルス」(原題:BEETHOVEN VIRUS 베토벤 바이러스)

韓国でクラシック旋風を巻き起こし、人気と話題を独占したドラマ「ベートーベン・ウィルス~愛と情熱のシンフォニー~」。年齢、性格、境遇など全てが異なるが、音楽を愛し、音楽に敗れた経験がある者たちが集まり、クラシックオーケストラ結成という一つの夢に向かって奮闘する。その彼らの姿を涙と笑いで描き、 観るものを明るく爽快な気持ちにしてくれるドラマである。
 市庁文化芸術課所属の公務員ルミは、締め切り10分前に作成した自分の企画案が採用され、「プロジェクトオーケストラ」の運営を任されることになった。ところが公演プロデューサーが運営資金を横領したことを知った団員は、全員が辞めてしまう。どうしても公演を成功させなければいけないルミは、チラシを作り団員の募集を始める。停職中の警察官で素晴らしいトランペットを奏でるカン・ゴヌ他個性的なメンバーが揃い、試行錯誤の末、プロジェクトオーケストラは何とか動き出す。そして指揮者に海外でも活躍するマエストロ、カン・マエを迎えることになる。
 オーケストラのマエストロを演じるのは、韓国版「白い巨塔」で名演技を見せたキム・ミョンミン。そして団員の天才トランペット奏者には、「ファン・ジニ」や「快刀ホン・ギルドン」など人気ドラマに出演し、現在最も注目されている若手イケメン俳優チャン・グンソク。女優も「太王四神記」でペ・ヨンジュンと共演したイ・ジアがルミ役を演じるなど、最も旬なキャストが勢揃いしている。
 また、発売中のDVD-BOXでは、ファンミーティングの模様や貴重な打上げシーン、メイキングの特典映像などが収録されている。

(C)All Rights Reserved by MBC 2008  協力:アミューズソフトエンタテインメント

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初放送
2008年9月10日
放送局
MBC
制作会社
キム・ジョンハク プロダクション
チーフ・プロデューサー
オ・ギョンフン
監督
イ・ジェギュ
脚本
ホン・ジナ、ホン・ジャラム
キャスト
キム・ミョンミン(カン・マエ)
イ・ジア(トゥ・ルミ)
チャン・グンソク(カン・ゴヌ)
マレーシア作品「絆」(原題:Bicara Aur Dengan Tebing)

二人姉妹のインとミア。ミアは読み書きに障害を持っていたが、気立ての良い優しい子だった。一方姉のインは賢い子どもだが、勉強嫌いで着飾ることにしか興味がなかった。父親が障害のあるミアをかわいがり、自分は愛されていないと感じたインは、ことごとく父に反発し、距離をおくようになる。
 19歳になったインには恋人ができるが、父親は気に入らず、インは隠れて彼に会っていた。そのことをミアが父親に告げてしまったため、激怒した父は男にインとの結婚を迫るが、男は彼女に誘惑されたのだと言い、結婚を拒否する。いたたまれなくなったインは家を出て、クアラルンプールに向かう。インは次第に妹ミアを憎む気持ちが強くなっていくのだった。
 インはクアラルンプールで建設会社の受付として働き始める。そしてエンジニアのラズワンと出会ったインは、彼と結婚し、贅沢な暮らしをはじめる。ミアと父親は田舎でひっそりと暮らしていたが、ある日父親がこの世を去り、インはしぶしぶミアを自分の家に引き取ることになる。しかしインは周囲に真実を告げず、ミアをインドネシアから来た女中として扱い、彼女にことごとくつらくあたるのだった・・。 姉妹の愛憎劇を描いたこのドラマは大人気を博し、第2シーズンも引き続き制作された。

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初放送
2007年9月11日
放送局
マレーシア国営放送 (RTM)
制作会社
テンビュー
プロデューサー
ノルアザー・サフッド
監督
ノルリザ・イスマイル
脚本
チェ・リ
キャスト
ジャスミン・ハミッド(イン)
リタ・ルダイニ(ミア)
ワン・ハナフィ・ス(オマー)
アラッシュ・モハマド(ラズワン)
受賞歴
マレーシア・スクリーン賞2008:最優秀連続ドラマ賞 受賞