TOKYO DRAMA AWARD
2022
東京ドラマアウォード 2022
連続ドラマ部門
グランプリ

殺人事件の重要参考人となった実業家・真田梨央と、梨央の初恋の相手であり事件の真相を追う刑事・宮崎大輝、そして、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士・加瀬賢一郎の3人を中心に展開するサスペンスラブストーリー。
2006年岐阜県白川郷。梨央は父・達雄が寮夫を務める大学陸上部の寮の看板娘的な存在として弟・優と穏やかに暮らしていた。梨央が初恋の人・大輝と出会ったのもこの寮である。彼は寮に住む大学生で、陸上部のエースだった。幸せで穏やかな日々がいつまでも続くと思っていた台風の夜、梨央の大学入試前夜に事件が起こる。梨央は寮へ遊びに来ていた渡辺康介と話しているうちに意識を失い、翌朝目覚めた時には腕に擦り傷があったのだ。そこへずぶ濡れになった達雄が帰宅する。達雄の様子に不穏さを感じた梨央だったが、父に何があったのかを聞くことはできなかった。そして翌日、入試会場へ向かう梨央を見送った達雄はくも膜下出血で急逝する。さらには寮を訪れた康介が行方不明に――。小さな村で次々と起こる不審な出来事。底知れぬ不安を覚える梨央だったが、大学の薬学部進学のため東京へ上京。幼い頃に別れた実母・梓と一緒に暮らしはじめる。それから5年後、弟の優は謎の失踪を遂げた。
15年後、梨央は「世界を変える30代の社長」に選ばれるなど時代を牽引する実業家となっていた。そんなある日、失踪した康介の父・昭の変死体が発見される。捜査一課の刑事になっていた大輝は、殺人事件の重要参考人となった梨央のもとへ事情聴取に向かう。15年ぶりの再会を果たす梨央と大輝。当時の記憶とともに封印したはずの事件が再び動き出した。
過去の失踪事件が現在の殺人事件へと繋がっていく…その事件の真相に迫る姿を完全オリジナルで描くサスペンスラブストーリー。
- 製作著作
- TBSスパークル、TBSテレビ
- 放送期間
- 2021年10月15日~ 12月17日
- 分数x話数
- 60分×10話(第1話75分)
- プロデューサー
- 新井順子
- 演出
- 塚原あゆ子、山本剛義、村尾嘉昭
- 脚本
- 奥寺佐渡子 清水友佳子
- キャスト
- 吉高由里子、松下洸平、田中みな実、佐久間由衣、高橋文哉、薬師丸ひろ子、光石 研、津田健次郎、及川光博、井浦 新
優秀賞

毎朝15分ずつおよそ半年にわたって放送され、60年以上続く朝の連続ドラマシリーズの第105作目。
安子(上白石萌音)、るい(深津絵里)、ひなた(川栄李奈)の親子3世代にわたる物語を、朝ドラ史上初となる3人のヒロインのバトンリレーで描く100年のファミリーストーリー。
- 初代ヒロインは、1925年、日本でラジオ放送が始まった日に生まれた和菓子屋の娘、安子。
- 二代目ヒロインは、安子の娘で、故郷の岡山を飛び出し、大阪のクリーニング店で働くるい。
- 三代目ヒロインは、るいの娘で、京都の下町商店街で育ち、時代劇が大好きなひなた。
それぞれの人生に深く関わり、運命を切り開いたのがラジオ英語講座だった。昭和・平成・令和、それぞれの時代の試練にぶつかりながらも、恋に、仕事に、結婚に、3人のヒロインは自分らしい生き方を見出していく。
ひなたの道をあるけば、きっと人生は輝く。
100年の時代と名もなき人々の懸命な歩みを丹念に描いて「今」の価値を知らしめることを志した、暗い時代を明るく照らす希望の物語。
- 制作著者
- 日本放送協会
- 放送期間
- 2021年11月1日~2022年4月8日
- 分数x話数
- 15分×112話
- チーフ プロデューサー
- 堀之内礼二郎、櫻井賢
- プロデューサー
- 葛西勇也、橋本果奈、齋藤明日香
- 演出
- 安達もじり、橋爪紳一朗、深川貴志、松岡一史
- 脚本
- 藤本有紀
- キャスト
- 上白石萌音、深津絵里、川栄李奈、城田 優、松村北斗、村上虹郎、オダギリジョー、本郷奏多、松重 豊、森山良子

勝ち気だけど恋には臆病な盲学校の女の子と、喧嘩上等だけど根は純粋なヤンキー。
ある日出会ってしまった運命の二人!
笑って泣けて時々ハッとする、新世代ラブコメディー!
光と色がぼんやりわかる程度の弱視の盲学校生ユキコと、喧嘩っ早いけど純粋な不良少年の森生(もりお)。
運命の出会いをした二人はお互いの事を理解し、惹かれ合っていく・・・!
- 制作著者
- 日本テレビ放送網
- 制作協力
- AX-ON
- 放送期間
- 2021年10月16日 ~ 12月15日
- 分数x話数
- 60分×10話
- チーフ プロデューサー
- 加藤正俊
- プロデューサー
- 森 雅弘、小田玲奈、鈴木香織
- 演出
- 内田秀実、狩山俊輔
- 脚本
- 松田裕子
- キャスト
- 杉咲 花、杉野遥亮、奈緒、鈴木伸之、田辺桃子、細田佳央太、生見愛瑠、濱田祐太郎、戸塚純貴、岸谷五朗

天海祐希演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム『緊急事案対応取調班(通称・キントリ)』のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる『緊急取調室』。脚本・井上由美子氏が手掛ける完全オリジナル脚本をベースに「取調室」という名の“密室の戦場”で行われる“銃も武器も持たない生身の人間同士の死闘”を描いた本作は2014年1月期の第1シーズンから通算7年の年月を経て、2021年夏に第4シーズンを放送。このシーズンでは、“部署の消滅まで残り100日”というタイムリミットを課せられたキントリ・チームが、これまで以上に揺るぎない正義感をたぎらせながら、一筋縄ではいかない被疑者たちの“裏の顔”を“マル裸”にしていく。初回放送では桃井かおりをゲストに迎え、天海祐希との初共演が実現。桃井が演じたのは、50年前に人民の連帯を訴えた“7分間の演説”が伝説となり「黒い女神」と呼ばれた活動家・大國塔子。50年潜伏していた塔子がハイジャック犯として再び姿を現した謎をキントリが追う。 取り調べのクライマックスは、天海と桃井たっての希望で本番一発勝負で行われた。
- 制作著作
- テレビ朝日
- 制作協力
- アズバーズ
- 放送期間
- 2021年7月8日 ~ 9月16日
- 分数x話数
- 54分×9話(第1話・第8話・第9話64分)
- チーフ プロデューサー
- 三輪祐見子(テレビ朝日)
- プロデューサー
- 都築 歩(テレビ朝日)、残間理央(テレビ朝日)、松野千鶴子(アズバーズ)
- 演出
- 常廣丈太(テレビ朝日)、樹下直美(アズバーズ)
- 脚本
- 井上由美子
- キャスト
- 天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、工藤阿須加、塚地武雅、池田成志、でんでん、小日向文世、桃井かおり(1・2話ゲスト)

映画「ドライブ・マイ・カー」の好演が記憶に新しい西島秀俊主演の“グルメ&ミステリー”ドラマ。舞台は東京の片隅にある小さなフレンチ・ビストロ。絶品料理を作るシェフは冷静沈着で穏やかだが、すぐにお節介を焼いてしまうため、客が巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎を鮮やかに解くと噂だ。 ある晩、一組のカップルが来店。男は好き嫌いが激しく、出す料理にはほぼ手つかずで「下げろ」と指示。何かと注文をつけギャルソンらは頭を抱えるが、シェフ三舟(西島秀俊)の機転の利いたメニューを気に入り、男はたびたび店を訪れるようになる。しかし彼らは大きな問題を抱えていて…。別の日には、男女のカップルが口論を始め店内が騒然となる。さらにはデザートに対し「こんなまずいショコラを最後に出されたら一日気分が悪い」と暴言を吐く。男の正体は実は有名なショコラティエで、彼の店では3,5,7,11という中途半端な数でチョコを売っていたが…。この「割り切れないチョコレート」とカップルには涙の真相があった─。その他、嫌な思い出しかない「ガチョウのカスレ」を客がわざわざ頼む理由、LGBTQ+の問題にまで踏み込んだ「消えたパティシエール」の謎など様々な事象を、三舟がヴァン・ショー(ホットワイン)と共に解決する。
- 製作著作
- 「シェフは名探偵」製作委員会
- 制作
- テレビ東京、スタジオブルー
- 放送期間
- 2021年5月31日 ~ 8月2日
- 分数x話数
- 49分×9話
- 原作
- 近藤史恵 「タルト・タタンの夢」「ヴァン・ショーをあなたに」「マカロンはマカロン」(創元推理文庫刊)
- チーフ プロデューサー
- 阿部真士
- プロデューサー
- 滝山直史、長谷川晴彦、平体雄二
- 監督
- 木村ひさし、瀧 悠輔、向井 澄
- キャスト
- 西島秀俊、濱田 岳、石井杏奈、神尾 佑、佐藤寛太、橋本マナミ、奥貫 薫、シルビア・グラブ、松本若菜、吉澤 健

久能整(くのう・ととのう)は、天然パーマにコンプレックスを持つ、友だちも彼女もひとりもいない、カレーをこよなく愛する大学生。社会で「当たり前のこと」として流されていることに常に疑問を持ち、とことん考え抜く性格で、膨大な知識と独自の価値観による持論をあざやかに展開する。たとえ周囲で何が起きていようとも喋らずにはいられないため、「うざい、面倒くさい」と言われ続けて生きて来た青年だ。
そんな整がある日、身に覚えのない殺人事件の容疑をかけられることに。
刑事たちから取り調べを受けるなか、整は事件の裏に隠されたヒントや刑事たちが抱えている悩みの存在に気づいていく。そして、特に「事件を解決したい」という思いはないまま、ただただ思いつくことをマイペースに話すうちに、いつのまにか事件の謎だけではなく、人々の心まで解きほぐしてしまう。
- 制作著作
- フジテレビジョン
- 放送期間
- 2022年1月10日 ~ 3月28日
- 分数x話数
- 54分×12話(第1話84分・第12話69分)
- 原作
- 田村由美「ミステリと言う勿れ」 (小学館 「月刊flowers」 連載中)
- プロデューサー
- 草ヶ谷大輔、熊谷理恵(大映テレビ)
- 演出
- 松山博昭、品田俊介、相沢秀幸
- 脚本
- 相沢友子
- キャスト
- 菅田将暉、伊藤沙莉、尾上松也、門脇 麦、白石麻衣、水川あさみ、鈴木浩介、筒井道隆、永山瑛太

食べて、恋して、人は生きている。
ペットボトルから注いだだけのウーロン茶で何百円もカネを取る最近の風潮を嘆く伊藤源太郎は、妻・千鶴と東京の長い商店街の外れの一軒家に住んでいた。3人の娘はそれぞれ独立して立派に暮らしている、はずだった…。長女・由香は独身で不倫に走りがち。唯一結婚している次女・里香も離婚の危機。三女・美香の同棲相手は、売れそうにもないだらしない漫画家だった…。そんな娘たちを心配するあまり、源太郎は取引先の大森を気に入り酔った勢いで自宅に連れてくるが、大森は長女・由香が「ブサイクだから振った」元カレだった。その場は何とか収まったが、その後も由香は不倫相手と修羅場を展開、里香は夫の浮気が確定し…さらに美香はハイスペック男・大倉学と出会い、いきなり人生のドピークをむかえるが、実は学にはイワクがあり…。相変わらず男運のない三姉妹の行く末は?そして愛する娘たちの幸せのため強いパパ・源太郎が立ち上がる!
おいしい料理もたくさん出てくる、ゴハンと恋と家族をめぐる見たことのないドラマ。
- 製作著作
- 東海テレビ放送、日本映画放送
- 制作協力
- ヒント
- 放送期間
- 2022年1月8日 ~ 2月26日
- 分数x話数
- 55分×8話
- 原作
- 伊藤理佐 「おいピータン!!」(講談社「Kiss」連載)ほか
- 企画
- 市野直親(東海テレビ放送)
- エグゼクティブ プロデューサー
- 宮川朋之(日本映画放送)
- プロデューサー
- 山口雅俊(ヒント)、遠山圭介(東海テレビ放送)、塚田洋子(日本映画放送)、藤井理子(日本映画放送)、森 正文(ヒント)
- 演出・脚本
- 山口雅俊(ヒント)
- キャスト
- 吉田鋼太郎、木南晴夏、佐久間由衣、武田玲奈、高杉真宙、野波麻帆、太田莉菜、MEGUMI、浜野謙太
単発ドラマ部門
グランプリ

独特の存在感と振り幅の広い表現力で、日本の映画やドラマに欠かせない俳優・オダギリジョー。そんなオダギリが温め続けたオリジナル企画をもとに、自ら脚本・演出・編集を手がけた初めての連続ドラマ。主演の池松壮亮を筆頭に豪華すぎる俳優陣が集結し、かつてない規模で予測不可能な物語が展開される。2021年10月度ギャラクシー賞月間賞受賞。
<あらすじ>
鑑識課警察犬係のハンドラー・青葉一平(池松壮亮)。彼にはどういうわけか、相棒の警察犬・オリバーが着ぐるみのおじさんに見える。ぐうたらで慢性鼻炎だというオリバー(オダギリジョー)とともに、偶然が重なり事件を解決していくのだが・・・。彼らが巻き込まれたヤクザと半グレの抗争事件。そこに、11年前に行方不明になった少女の謎が絡み合う。
- 制作著作
- 日本放送協会、MMJ
- 制作
- NHKエンタープライズ
- 放送日
- 2021年9月17日、24日、10月1日
- 分数x話数
- 43分30秒×3話
- 制作統括
- 柴田直之、坂部康二、山本喜彦
- 演出
- オダギリジョー
- 脚本
- オダギリジョー
- キャスト
- 池松壮亮、オダギリジョー、永瀬正敏、麻生久美子、本田 翼、永山瑛太、國村 隼、松重 豊、柄本 明、橋爪 功、佐藤浩市 ほか
優秀賞

「ウルトラマン」を創った二人の男たちの知られざる生涯に迫る人間ドラマ。今から50年前、沖縄本土復帰直前、空前の大ヒットとなった「ウルトラマン」。テレビ番組史に残る国民的ヒーローの誕生には、金城哲夫(満島真之介)と上原正三(佐久本宝)という沖縄出身の若き脚本家が深く関わっていた。アメリカの統治下だった沖縄からパスポートを持って上京。20代で円谷プロのメインライターとして活躍し「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」など、子どもたちが夢中になる人気番組を創り上げた。その後、金城は「故郷、沖縄の復帰を見届ける」と帰郷。激動の沖縄と本土の架け橋になろうと奮闘するが、失意の中、37歳の若さで事故死する。一方の上原は東京にとどまり、「帰ってきたウルトラマン」のメインライターに抜擢。「がんばれロボコン」「スーパー戦隊シリーズ」など1,000本を超える子ども向けの脚本を、82歳で亡くなるまで書き続けた。当時のことを知る人々の証言を交え、ヒーロー誕生の舞台裏や日本復帰前後の沖縄の光と影、夢と挫折を描く。
- 制作著作
- 日本放送協会、東京ビデオセンター
- 制作協力
- NHKグローバルメディアサービス
- 放送日
- 2022年5月2日
- 分数x話数
- 89分×1話
- チーフ プロデューサー
- 横山隆宏、茂木明彦、中村芙美子
- プロデューサー
- 新井真理子
- 監督
- 中江裕司
- 脚本
- 中江裕司
- キャスト
- 満島真之介、佐久本 宝、青木崇高、平田 満、玉置玲央、蔵下穂波、綾田俊樹

“国を持たない世界最大の民族”クルド人。トルコからシリア、イラク、イランにかけて国境を越えて広く暮らすこの民族は、差別や迫害などによりふるさとを追われている。クルド人は日本に2,000人以上、その多くが埼玉に住み生活をしているが難民として認められず、いつ強制退去を命じられるかわからない、不安な毎日を送っている。
番組では日本で育ったクルド人・サーリャ(17)の女子高校生の姿を通して、自分が何人であるのか?というアイデンティティーへの思いと、日本で暮らし続けることの「困難」や「葛藤」を浮き彫りにしていく。心を開く日本人の少年との交流と未来への希望が、社会によって分断される切ない青春ドラマ。
- 制作著作
- 日本放送協会
- 放送日
- 2022年3月24日
- 分数x話数
- 前編 50分 / 後編 39分
- 制作統括
- 藤並英樹
- 共同制作 プロデューサー
- 澁谷 悠
- プロデューサー
- 倉崎 憲、伴瀬 萌
- 作・演出
- 川和田恵真
- キャスト
- 嵐 莉菜、奥平大兼、アラシ・カーフィザデー、リリ・カーフィザデー、韓 英 恵、サヘル・ローズ、藤井 隆、池脇千鶴、平泉 成

明治4年、6歳の津田梅は父・仙(伊藤英明)のすすめで、日本初の女子留学生としてアメリカに渡ることになった。当時の日本には女性が質の高い教育を受けられる場がなく、北海道開拓使の肝いりで、女子留学生の派遣が決まったのだ。梅は母・初(内田有紀)ら家族と離れる寂しさをこらえ、使命を胸に渡米する。そんな梅をアメリカでサポートしたのは、のちに初代文部大臣となる森有礼(ディーン・フジオカ)だった。
明治15年、17歳になった梅(広瀬すず)は11年間におよぶ留学を終えて帰国。ともに留学をやり遂げた山川捨松(池田エライザ)や永井繁(佐久間由衣)と「誰もが学ぶことのできる英語学校を作ろう」と夢を語り合う。ところが女性の地位は低く、梅は働く場所すら見つからない。そんななか、繁が留学中に出会った男性と結婚する事に…。捨松も、親子ほど年が離れている陸軍卿の大山巌と結婚。梅は「学校を作る」という夢が遠のいていくように感じて落ち込むが、梅は伊藤博文(田中圭)の妻子の家庭教師として住み込みで働くことに…。忙しい日々を送っていたが、再度アメリカの大学に留学する事を決意。帰国後、女子英学塾を開校する。
- 制作著作
- テレビ朝日
- 制作協力
- 角川大映スタジオ
- 放送日
- 2022年3月5日
- 分数x話数
- 125分×1話
- エグゼクティブ プロデューサー
- 内山聖子
- プロデューサー
- 神田エミイ亜希子、中込卓也、山形亮介
- 監督
- 藤田明二
- 脚本
- 橋部敦子
- キャスト
- 広瀬すず、池田エライザ、佐久間由衣、宮澤エマ、平岩 紙、ディーン・フジオカ、田中 圭、内田有紀、伊藤英明、原田美枝子

12月29日。輸入雑貨商の井之頭五郎(松重豊)は仕事納めで京都府伊根町にある舟屋の主人・蓑田康雄(小籔千豊)と年内最後の商談をしていた。商談を終え帰ろうとすると、東京へ届けて欲しい物があると相談され五郎はOKするが……なんとその届け物は車だった。蓑田の押しの強さに渋々了承するがデリケートな古い車で、おまけに狭くて運転しにくい。「引き受けるんじゃなかった」と出発してすぐ後悔する五郎。方向も解らぬまま一路東京を目指すが……迷いたどり着いたのは兵庫県丹波篠山。空腹の五郎が山間にポツンと佇む一軒のお店に入ると女将(梅沢昌代)が出てきて……。小さな相棒と京都から兵庫、松坂、伊勢、静岡、東京と絶景・絶品を巡るロードムービー。2021年12月29日から大晦日までの3日間を描く。
- 制作著作
- テレビ東京
- 制作協力
- 共同テレビジョン
- 放送日
- 2021年12月31日
- 分数x話数
- 73分55秒×1話
- 原作
- 『孤独のグルメ』 作/久住昌之、画/谷口ジロー(週刊 SPA!)
- チーフ プロデューサー
- 祖父江里奈
- プロデューサー
- 小松幸敏、吉見健士、北尾賢人
- 演出
- 井川尊史、北畑龍一、佐々木 豪
- 脚本
- 田口佳宏
- キャスト
- 松重 豊、久住昌之、小籔千豊、梅沢昌代、中尾明慶、石野真子、山本未來
ローカル・ドラマ賞

桜島は鹿児島のシンボルだ。街の景観を彩り、行政はマグマシティとしてPRしている。しかし桜島は、今も噴煙を上げ続ける現役の活火山。長い歴史を見ても噴火に伴う災害がしばしば街を襲ってきた。そんな活火山を臨む街、鹿児島市内の不動産会社に勤める坂元知花(小芝風花)は仕事で伸び悩み、恋人の洋平(犬飼貴丈)からのプロポーズにも応えきれない日々を過ごしていた。ある日、津村幸次郎(吉岡秀隆)が家探しに不動産会社へとやってくる。鹿児島には縁もゆかりもないという幸次郎。対応した知花は張り切り、自分がいまイチオシの桜島ビューのマンションを紹介する。しかし内見していた幸次郎が突然、「桜島が見えない部屋がいい」と言い出した…。そして、桜島で食堂を営む綾子(永作博美)との出会いを通じて、知花は幸次郎の言葉の裏に潜む「ある思い」に気付く。
寄り添うことに素直になれない2世代の男女が、天災と隣り合わせの街で「幸せ」を探す姿を、オール鹿児島ロケで描いた。
- 制作著作
- NHK鹿児島放送局
- 放送日
- 2022年3月16日
- 放送時間
- 59分×1話
- チーフ プロデューサー
- 諏訪 奏
- プロデューサー
- 米山史朗、茶園昌宏
- 監督/演出
- 小島東洋
- 脚本
- 詩森ろば
- キャスト
- 小芝風花、吉岡秀隆、永作博美、犬飼貴丈、田中美佐子、吹越 満、高月彩良、工藤綾乃

「ふるさと」と「家族の絆」をテーマに、逆境を笑顔で乗り越える「孫」と「祖父」をコミカルでハートフルに描いた物語。
舞台は、日本が世界に誇るトヨタ自動車の本社がある愛知県豊田市。「ものづくり」の中枢として知られる一方、市域の約7割を森林が占め、山間部から都市部にかけて矢作川が流れるなど、多様な顔を持つ。主人公の大津あかり(22)は東京で暮らす大学4年生。28社目でようやくもらった内定の報告をしに実家のある豊田市に意気揚々と帰郷するが、祖父母が働く「広瀬やな」に顔を出したあかりに舞い込んだのはコロナ禍による「内定取り消し」と、「祖母の認知症」という、思いがけない知らせだった。あかりは自らが人生の岐路に立つなか、記憶が薄れていく祖母のため、祖父に50年ぶりのプロポーズを提案。天然の鮎が泳ぎ、自然の恵みを人々にもたらす一方で豪雨による氾濫など、自然の厳しさも知らしめてきた矢作川での「プロポーズ大作戦」は、小さな奇跡を起こす。未来に悩む女性を成長させるひと夏の物語。
【このドラマには地元のエキストラ約100人が参加。豊田市など自治体とも連携し、実在する民間施設の協力を得て制作した、地域一体化ドラマです。】
- 制作著作
- 東海テレビ放送、テレパック
- 放送期間
- 2021年9月12日
- 放送時間
- 85分×1話
- プロデューサー
- 猪飼健夫(東海テレビ放送)、東田陽介(テレパック)
- 演出
- 雫石瑞穂(テレパック)
- 脚本
- いとう菜のは
- キャスト
- 平 祐奈、菅原 健、藤田弓子、イッセー尾形
個人賞
-
主演男優賞菅田将暉ミステリと言う勿れフジテレビジョン
-
主演女優賞吉高由里子最愛TBSスパークル / TBSテレビ
-
助演男優賞オダギリジョーカムカムエヴリバディ日本放送協会
-
助演女優賞松本若菜やんごとなき一族フジテレビジョン
-
脚本賞藤本有紀カムカムエヴリバディ日本放送協会
-
演出賞塚原あゆ子最愛TBSスパークル / TBSテレビ
海外作品特別賞

「糸が切れてしまった凧」(原題:ラヤンガン・プトゥス)は夫アリスと妻キナンの家庭を軸にしたストーリー。題名にも出てくる「凧」は、妻が凧で夫が凧を操っているような関係性を示している。以前キナンは医者の道を目指していたが、夫の仕事が忙しくなり家庭を守るために専業主婦になった。キナンは主婦・母親・妻として、子供がいて屋根のある家で安心して生活できることに幸せを感じていた。二人目の子供の妊娠が分かり幸せの絶頂にあった夫婦だが、その頃アリスが不審な行動を取るようになる。
夫の不倫の疑いが強まるにつれて夫婦の間にどんどん亀裂が入っていき、キナンは家庭が崩壊しないように努力するも、状況は悪い方向へと進んでいくばかり。さらにアリスのビジネスパートナーのミランダが、この状況をますます悪化させていく。
その頃、キナンとアリスの娘である長女ラヤは、家庭崩壊危機のストレスからカウンセリングを受けるようになる。カウンセリングを担当しているリディア先生はラヤから衝撃の事実を知らされる。キナンは自分で全てを解決しようとするが、過度のストレスから母体が段々と蝕まれていく。泥沼の状況の中で、妻という「凧」の糸が切れてしまう危機が迫ってくる。
インドネシアのイケメン俳優レザ・ラハディアンが憎まれ(アリス)役を好演して、インドネシア国内で大ヒットした作品。
- 制作会社
- MD Entertainment
- 放送局等
- WeTV、Iflix、RCTI
- 放送期間
- 2021年11月26日 ~ 2022年1月22日
- 分数×話数
- 25分~42分×10話
- 製作総指揮
- シャナイア・パンジャビ
- プロデューサー
- マノジ・パンジャビ
- 監督
- ベニ・セティアワン
- 脚本
- マノジ・パンジャビ、オカ・オーロラ
- キャスト
- レザ・ラハディアン、プトリ・マリノ、アーニャ・ジェラルディン、フレデリカ・カール、グラシエラ・アビゲイル
- 受賞歴/情報
- 著名プロデューサー、マノジ・パンジャビが手掛けた本作は1日合計1,500万回視聴(テレビ/配信計)を記録。

架空の街「太平(タイピン)市」を舞台に、街で起こる7日間の不思議な出来事を描いたブラックファンタジードラマ。太平市で相次ぐ老衰、病死、自殺、殺人、事故、死因不明の死などの不条理な死の事件を、ブラックユーモアを用いた内容でシリーズ化。物語のキーパーソンとなるのは、全エピソードに登場しこの街で起こる奇妙で様々な出来事を目の当たりにする吳月女(ウー・ユェニュ)。実はウー・ユェニュは交通事故で亡くなっており、彼女の意識だけがセーリングキャッスルという現実と非現実の間にある城に辿り着く。彼女はそこで自分の過去を振り返り、太平市で起きた様々な出来事の場面を訪れていく。
- 制作会社
- Screenworks Asia、Bossdom、Mediacorp TV Singapore、Sun Lok Productions
- 放送局等
- CATCHPLAY+
- 放送期間
- 2022年3月27日~4月24日
- 分数×話数
- 43分~53分×7話
- 製作総指揮
- ホウ・シャオシェン(侯 孝賢)
- 監督・脚本
- ホワン・シー(黃熙)
- キャスト
- リー・カンション(李康生)、ヤン・ヨウニン(楊祐寧)、シエ・シンイン(謝欣穎)、ヤオ・イーティー(姚以緹)、ドゥアン・ジュンハオ (段鈞豪)
- 受賞歴/情報
- ・2022年 アジア・コンテンツ・アウォード:ノミネート作品 、・2022年 金鐘奨:ノミネート作品、・2022年 台北金馬ファンタスティック映画祭:クロージング映画 ・2022年 大阪アジアン映画祭:スペシャルプログラム、・2022年 香港アジアンフィルムフェスティバル:ハートアタック部門受賞

裕福な家庭に育ったティアンは、何不自由ない豊かな暮らしを送る男子大学生。ある晩、いつものように友人たちと夜遊びに興じていたが、持病の慢性心筋炎の発作が起こる。意識を失い、生死の境をさまようティアン。しかし奇跡的にドナーが見つかり、心臓移植手術を受け、一命を取り留める。
自分に心臓を提供してくれたドナーが誰なのかを知りたいと考えたティアンは調査を始め、ある女性が心臓の提供者だったと知る。彼女の名はトーファン。ティアンが倒れたその日に事故で命を落としていた。
トーファンの命と引き換えに自分が助かったことを知ったティアンは、トーファンの遺品である日記帳を入手する。新たな命を手にしたことで「自分も人の役に立ちたい」と考えたティアンは、その日記帳を頼りにトーファンの足取りを辿り、彼女が生前ボランティア教師として勤務していたパパンダオ村に、同じくボランティア教師として赴任する。パパンダオ村での慣れない生活に苦労するティアン。その時、森林警備隊隊長プーパーと出会う。
生前のトーファンはプーパーに思いを寄せていて、「いつか一緒に千の星を数えましょうね」と約束していた。ティアンはこれを自分の運命だと受け取り、この約束を果たそうとする。
- 制作会社
- GMMTV
- 放送局等
- GMM25、LINE TV
- 放送期間
- 2021年1月29日~4月2日
- 分数×話数
- 45分×10話
- 製作総指揮
- サタポーン・パニチャラクサポン
- 監督
- ノッパナ・チャイヤウィモン
- 脚本
- ポンセート・ラクサミーポン、ノッパナ・チャイヤウィモン
- キャスト
- ピラパット・ワッタナセーシリ、サハパープ・ウォンラート、サランチャナー・アピサマイモンコン、ナッタラット・ゴンゲーオ、サッタブット・レーディキー
- 受賞歴/情報
- 2022年 マヤ・エンターテイン・アワード「最優秀ドラマ賞」受賞